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社会保険の種類



「社会保険」って、

求人の記事でもよく見る言葉だけど具体的にどういうもの?

なにを指すの?

社会に出るとほぼ間違いなく関わってくる雇用制度ですが、

社会人1年目やフリーターとしてお仕事されている方にはあまりピンとこないかも知れません。

私も新卒で会社に入社した当初、

「社会保険?健康保険??雇用保険???それぞれなにがどう違うの????」とよく混乱していました。笑

とはいえ、今後の自分の人生の中で大きく関わってくる大事なポイントになるので、今回は「社会保険ってなに?」というところから丁寧に解説できればと思います。

また、会社で雇用周りの管理を担当される方に向けてもそれらにまつわる制度などについて、ポイントをお伝えできればと思います。

<まずはじめに・・社会保険とは>

ひとくくりに「社会保険」と呼ばれていますが、 社会保険にはいくつか種類があり、一般的には健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険・介護保険の4つのことを指します。

一定の時間数働くのであれば、基本的には「雇用保険」「労災保険」への加入が必須になります。

(なお、個人事業の場合は従業員が5人以上いる場合に加入させる義務があります。)

それでは、それぞれの制度について解説していきます。

「健康保険」

・仕事中以外で病気や怪我をした時に給付が受けられます。

 健康保険に加入していることで、病院で診察を受けるときは医療費のうち2割から3割の負担だけになります。

 通常は、自営業者だと市町村が運営している国民健康保険に、サラリーマンの場合は健康保険組合(協会けんぽ など)が運営する健康保険に加入することになります。

「厚生年金」

・会社で働いている、いわゆるサラリーマンが加入する年金です。

 厚生年金に加入することで、自営業者が加入する国民年金よりも多い金額の年金を貰うことが出来ます。

「介護保険」

・40歳から加入する事になっていて、健康保険料と一緒に徴収されます。

 介護が必要になったときに介護サービスを受けることが出来ます。

「雇用保険」

・求職者給付(失業保険などの手当)や教育訓練給付(資格取得の補助など)が受けられます。

 労働者が対象なので事業主や社長、社長の家族は加入出来ないことになっています。

「労災保険」

・仕事中に事故で怪我をした場合などに自己負担なしで病院の診察を受けられます。

 雇用保険と同様に労働者が対象になります。

<社会保険に加入するメリット(労働者目線)>

ここでは4つの社会保険のうち「健康保険」「厚生年金」について、主に個人事業主の方が加入する「国民健康保険」「国民年金保険」と比較して企業に勤める”労働者目線”で「会社で加入するメリット」を解説します。

健康保険

①健康保険料が安くなることが多い

・個人事業主などの場合は、市町村が運営する「国民健康保険」に加入します。

 一般的にこの国民健康保険は保険料が高く設定されているため、同じくらいの収入でも健康保険に加入した方が保険料負担は下がることが多いです。

②傷病手当金がある

・病気や怪我で4日以上会社を休んだ場合に、その間の給料が貰えない(減額)といった時に支給されます。

 支給される手当金の金額は給料の2/3を日割り計算した金額になります。この手当金は国民健康保険では支給していないことがほとんどです。

③出産手当金がある

・出産の前後に会社を休んで給与の支払がなかった期間について手当金を受けることが出来ます。

 支給される手当金の金額は給料の2/3を日割り計算した金額になります。この手当金は国民健康保険では支給していないことがほとんどです。

④家族分の保険料負担が減る

・国民健康保険だと家族(配偶者や子供)が多ければ保険料の負担も増えますが、組合の健康保険だと年収130万円未満の家族は保険料の負担が無くなります。

厚生年金

①配偶者の保険料負担が無くなることがある

・夫婦で個人事業主として事業をしている場合は、夫婦ともに「国民年金保険料」を払うことになります。

 しかし、厚生年金の場合は、例えば夫がサラリーマンで妻が専業主婦だと妻は国民年金保険料を払わなくてもいいことになります。

 また、妻の方は保険料を払っていなくても国民年金を貰うことが出来ます。

②年金額が増える

・国民年金は40年間満期で保険料を払っても、貰える年金は年間約78万円なので老後の生活資金としてはかなり少ない金額です。

 厚生年金は国民年金に上乗せして支給されるので、必然的に国民年金より金額は多くなります。

 サラリーマン時代に払った保険料が多ければ、厚生年金の金額も多くなります。

・・・

以上、今回は社会保険についての基本と、「従業員目線」で要点となることをまとめました。

知っておいて損のない知識だと思いますので、ぜひ加入するメリットについてだけでも理解してもらえたらと思います。

また追って、企業向けのメリットや、各助成金制度などについても本ブログで触れていけたらと思います◎


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